Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1

鑑賞：Wimbledon Odeonで初鑑賞

感想：[A-]なんてコアなファンなんだろうと思いながらも、初日に映画館で鑑賞。周りもコアなファンばかりで、前席の人は、グリフィンドールのマフラーをしていた。原作を忠実に再現する為に、パート１と２に分けて制作しただけあり、エピソードはいくつも省かれてはいたけれど、駆け足すぎるという感想は持たなかった。監督は、前作、前々作と同じDavid Yatesだけど、ビジュアル的には、大分違った印象に仕上がっていた。ホグワーツを離れた場所で物語が進行することが、大きく影響しているのかもしれない。前半部分のコメディタッチの部分も十分楽しめた。怖い部分は徹底的に恐く描かれているので、小さな子どもには向かないだろうな。主役たちの成長と共に、観客にも成長を求めている感じ。半年後の完結編が大変楽しみ。パート１で物語は大分転がったので、登場人物総登場のホグワーツでの決戦シーンにじっくり時間をかけられそう。

Proof of Life

プルーフ・オブ・ライフ - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B-]南米で夫をゲリラに人質に取られた妻と、国際的な人質事件を専門に扱うプロの交渉人が、その夫を奪回するまでのドラマ。交渉人と妻の禁断の恋をベースに描いている。途中の展開は相当モタモタしてるのに、恋に落ちるところと奪回のところが急展開。それと、最後に機関銃でドンパチ戦うとき、軍隊でもインターポールでもな私的な交渉人とその仲間が、ゲリラ相手にゲリラ戦みたいなことをしちゃってる。何人も殺しちゃってるんだけど、いいのか…？？？Russell Croweの寡黙なカッコ良さを押し出すのが目的なら、その辺は問わない作りなのかなぁ。でも、グラディエーターの時ほど顔の肉が絞れてない気がするので、正当派にカッコいいというより、ほっぺのポチャッとした愛嬌のある顔と言った方がいいかもだけどね。妻役のMeg Ryanは、この頃はまだすばらしく可愛らしかった時代だけど、こういうハードな内容は似合わないね。Courage Under Fireと同路線で、全然はまり役じゃないと思う。

Murder at 1600

ホワイトハウスの陰謀 - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B-]ホワイトハウスで起きた殺人事件の背後に潜む陰謀に挑んだ警察官（男）とシークレットサービス（女）の活躍を描くアクション。映画らしく仕上がってはいたけれど、なんとなく、面白かったなという気分にならなかった。陰謀の内容が、ぱっとしなかったからかなぁ。今一。

Something's Gotta Give

恋愛適齢期 - goo 映画

鑑賞：自宅で再鑑賞

感想：[B]50代と60代の戸惑いながらの恋愛コメディ。Keanu Leevesが出ているから見たような映画だけど、彼は付け足しだったと思えるほど、年を重ねた主役に味があった。一度目に見たときの方が、Diane Keatonはさらに奇麗に見えたけど、それは、二度目はその期待＋記憶と再鑑賞したからなんだろうと思う。整形していない女優と言われているけど、確かに自然な笑顔が素敵だ。50歳を過ぎたらどんどん老けて行くのは仕方ないことだけど、Daineの様に老けられたらいいかも。

Erin Brockvich

エリン・ブロコビッチ - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[A]離婚2回、幼子３人、失業中の失意の中にあったエリン・ブロコビッチが、無理矢理雇ってもらった法律事務所で、PG&Eの公害訴訟に体当たりで取り組み、全米史上最高額の和解金を勝ち取った実話ストーリー。Julia Robertsの最盛期の作品。ストーリーも骨太で後味がいいし、なにより、この時期の彼女はチャーミングで最高に素敵。恋人役のAaron Eckhartもいい。彼は、どんな作品に出ても、映像に収まるとどこか心温まるところがある俳優だなと思う。

The Yound Victoria

ヴィクトリア女王　世紀の愛 - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B-]ビクトリア女王とアルバート公の結婚を描いた作品。わざわざ映画にするんだから、なにかドラマがあるのかと思ったけれど、女王が暗殺されかかったところをアルバート公が身を挺して守ったぐらいしか、特別なところはなかった。一番幸せな女王なんだから、幸せなだけだったらしい。特筆すべきところは、アルバート公Rupert Friendって、Orlando Bloomにちょっと似てるか？でも、劣化版かも。首相のメルバーン卿役をやったPaul Bettanyは、The Da Vinci Codeのサイラス役より良かったかも。

The Time Traveller's Wife

きみがぼくを見つけた日 - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B+]家人が原作を読んで、「メロドラマ…」と評していたので、見ていなかった作品。行き先も時間もコントロールできず、衣類も含めて所持品は何も持てず身一つでタイムとラベルしてしまう男性と、その妻のストーリー。妻が夫に初めて出会うのは６歳の時、夫が初めて出会う妻は成人後。過去と現在が交錯する。原作がベストセラー作品なだけに、もしも家人の評を聞かずしてみていたらがっかりしたのかもしれないが、特別な期待をせずに見たらなかなかよかった。SFではなく、時間的限界があり、かつ限界のない夫婦の切ないストーリー。

The Thomas Crown Affair

トーマス・クラウン・アフェアー - goo 映画

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B]絵画強盗を道楽にする大富豪と保険会社の敏腕女性調査員の危険な駆け引きを描くサスペンス。1968年にSteve McQueenとFaye Dunawayの主演で映画化された「華麗なる賭け」のリメイクだそう。この作品も奇麗に撮れているけれど、画像を見る限りでは、今回のPierce BrosnanとRene Russoよりも、そっちの方がゴージャスだったに違いない。この時代のPierce Brosnanは、James Bondでばりばりだった時代。勢いのある二枚目俳優まっ直中だっただろうけど、大富豪役には、何かがひと味足りない感じ。Bondのイメージのせいなのか、優等生的な風貌のせいなのか。共演のRene Russoは、これより４年前に出たOutbreakの時の方がずーっと奇麗だった。Outbreakでは３０過ぎにしか見えなくて、白髪まじりのDustin Hoffmanとの夫婦役がちぐはぐに見えたものだけど、この作品では、しっかり４０を過ぎに見えてしまったもんね。実際には、前者で４１歳、後者で４６歳也。痩せたのか、歳のせいなのか、顔立ちに険が出た感じ。残念。

The Manchurian candidate

鑑賞：自宅で初鑑賞

感想：[B]イラク戦争の戦場でマインドコントロールの為の手術を施されたのでは疑惑を抱く少佐が、真実を追求して行くストーリー。テーマの切り口は面白いし、Meryl Streepはさすがの演技だが、Denzel Washingtonの使い方がもっさりしていて、結末の持って行き方でリアリティを追求したかったのか、中途半端で尻すぼみな展開だった。今一。

Red Dragon

レッド・ドラゴン - goo 映画

鑑賞：自宅で再鑑賞

感想：[B+]Anthony Hopkinsがレクター博士を演じる三部作の三作目で、時代考証的には最初の作品。FBI元捜査官がレクターに助言を求めながらレッド・ドラゴンに心酔（？）する狂気の殺人犯を追い詰めるストーリー。怖さのレベルでは第一作のSilence of Lambには及ばない。多分、主演がマイルドな風貌のWill Grahamと、触れれば静電気で跳ね返されそうな神経質さを真骨頂とするJodie Fosterとの差かなと。怖いけど、ちょっとコミカルに感じなくもない。Anthony Hopkinsは老いて健在也。